大潟村ソーラーファンド

大潟村ソーラーファンド / 大潟村(秋田県)

エピソード

大潟村は、かつて国内二位の湖沼面積を誇った八郎潟を、戦後の食料難から国が食料増産を目的に約20年の歳月と852億円の巨費を投じて造成した干拓地です。そして今日も国内有数の農業生産基地として、その役割を担い続けています。
村の行政区域はすべて干拓地であり、低地に位置することから排水に膨大なエネルギーが投入され続けています。その消費規模は村の総消費電力量の1/3にもなります。
また、主要な産業である農業は大規模機械化されているため、化石燃料の使用量も膨大になります。そのため、排水に要する電力と農業に大量の化石燃料を消費し続ける宿命を背負ってきました。
こういった背景から、村では地域環境と地球規模の課題を重ね合わせて検討をすすめ、その解決のための事業体「株式会社大潟共生自然エネルギー」を設立し、その主な事業として市民出資を取り入れた太陽光発電所を建設しました。
この事業は、「地域の資源を地域に還元する」ことが目的のひとつです。「大潟村ソーラーファンド」を通じて、地域に限らず広く全国の市民から出資を受け、出資者だけでなく、将来的には地域貢献事業を通じて地域に還元することを目指しています。

発電所概要

系統連係出力 1500kW
運転開始 2015年10月

大潟共生自然エネ太陽光発電所

関連リンク

アクセス

[住所]
秋田県南秋田郡大潟村字西4丁目2番地