ソーラーファンド2019庄内

ソーラーファンド2019庄内 / 遊佐町(山形県)

庄内・遊佐太陽光発電所は、21都道府県で活動する33の生活クラブ生協およびその連合組織である生活クラブ連合会が、提携する山形県庄内地域の生産者とともに建設したメガソーラー発電所です。

由来

庄内の地域資源である再生可能エネルギーで発電した電気を庄内地域に供給すると同時に、発電事業から生まれる利益を持続可能な地域社会づくりに活用することをめざして2019年2月稼働しました。
背景には、1968年まで遡る自然豊かな庄内地域の生産者と生活クラブグループの出会いがありますが、その産消両者を貫く共通理念は、人が生きていくために必要な「食(Food)、エネルギー(Energy)、助け合い(Care)」を必須の基本要件とし、人々の関係性をもって地域で自治していく社会「庄内*FEC自給コミュニティ」をめざしています。
* FEC~ 経済評論家の内橋克人氏が提唱する自給圏構想

エピソード

建設資金は生活クラブグループや地元農業協同組合からの貸し付けを受けたほか、全国の生活クラブ生協組合員個人や地域の生活クラブ提携生産者はもちろんのこと、組合員に限らず広く市民出資を募る「ソーラーファンド2019庄内」で用意しました。
発電所の操業開始間もない2019年5月に、事業主体の株式会社庄内自然エネルギー発電の発起に地元自治体の酒田市、遊佐町と地域生協である生協庄内親生会、生活クラブグループを代表して生活クラブ連合会が応え、「庄内FEC自給コミュニティ」づくりをめざす共同宣言と、これに基づき地域活動を助成する「庄内自然エネルギー発電基金」創設の5者協定が結ばれました。同基金は酒田市に置かれ、2021年3月現在2,000万円が積み立てられています。

発電所概要

PCS出力 13,860kW(DC)
設備容量 17,939kW
建設用地面積 約31ヘクタール
運転開始 2019年2月

庄内・遊佐太陽光発電所 全景 開所記念イベント(現地祝賀式)

関連リンク

アクセス

[住所]
山形県飽海郡遊佐町吉出字金俣地先